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◆JAPAN IN RED シリーズ◆

draw-hee 2008. 5. 27. 19:23

◆JAPAN IN RED シリーズ◆

春に箱根芦ノ湖の赤い鳥居を描いて以来、ニッポンの神社の朱色に引かれ、たてつづけに描いてしまいました。

近代の日本の作家、画家の多くは、若い頃パリなど西欧文化にあこがれても、年をとるといわゆる日本回帰をしました。真赤な鳥居など塗りながら、“ついに私にもそれがやってきたのか、なにしろ来年は「古希」だもんな”などと思ったりしたのですが、よく考えてみると、私の場合はちょっと違うような気がしています。
日本的なものを描く気分が、懐かしさなどによるものではなく、むしろ、多分外国人が持つような、“異文化に対する好奇心”に近いもののように思えるからです。

このシリーズをもう少し続けながら、このことを考え続けていきたいです。描く対象に対する「距離感」という点で、興味深い問題ではないでしょうか。

永沢まこと 「江の島神社」(ワットマンF8)

江の島のお土産屋さん街をのぼりきったところの、巨大な鳥居を描いてみたく
なりました。鳥居の一番上のハネ上り線からピグマ2.0で描き始めました。

永沢まこと 「吉祥寺井の頭弁財天 ?」(ワットマンF8)

家の近くなので、ここへはよく来ます。真赤な神社を描こうと思いつつ、描きだしたら
手前の岩と雑草に気持ちが入ってしまい、結局やや分裂ぎみの絵になってしまいましたね。

永沢まこと 「吉祥寺井の頭弁財天 ?」(ワットマンF8)

広い井の頭公園の中で一番好きな場所です。何度も描きました。赤い色を塗る前に、
カドミウム・イエローを3回位重ね塗りしておきました。夏になって又ここへ行ったら
木の繁みで池が見えないのです。

永沢まこと 「上野公園花園稲荷神社」(ワットマンF8)

赤い色を思いきり使いたい時、ここはおすすめです。まっかっかののぼりと鳥居が
数えきれないほど沢山あります。のぼりはカドミウム・レッドのみ5回位の重ね塗り。
鳥居はカドミウム・レッドを何回か塗ってから、アリザニン・クリムゾンを1回塗りです。